【この時季としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温】11月13日ごろから 寒さから一転、来週は季節が逆戻り
秋の季節の移ろいを表す言葉に「ひと雨一度」があります。 この言葉は、一雨降るごとに気温が下がり、季節が進むという意味ですが、今年はこの通りには行きません。この先は季節が戻り、全国的に平年よりもかなり気温が高くなる見込みです。 【写真で見る】10年に1度程度の高温 寒さから一転、来週は季節が逆戻り 西日本では汗ばむ陽気も 今週はこの時季としては強い寒気が流れ込み急に寒くなりましたが、この先は季節が戻ります。 9日(土)・10日(日)は全国的に寒さが緩み、西日本では最高気温22℃前後まで上がるでしょう。 また、10日(日)~11日(月)は湿った空気の影響で広く雨が降ります。 この雨の後はさらに気温が上昇へ。全国的に最低気温・最高気温ともに平年より高くなり、西日本では最高気温25℃以上の夏日が戻り、那覇では最高気温30℃以上の真夏日になる日もある見込みです。 雨が降っても気温が下がらず、今年は例年とは異なる気温変化になりそうです。 ■11月13日(水)頃から「かなりの高温」に 気象庁は、13日(水)頃から全国的にかなりの高温になるとして「高温に関する早期天候情報」を発表しています。農作物の管理などには、十分な注意が必要です。高温に関する早期天候情報は、その時季としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温(平年よりも2℃~3℃程度高い)となる可能性が高まるときに発表されます。 ■季節外れの暖かさ 原因は? 来週は偏西風が北上し、日本付近には南から暖かい空気が流れ込みます。 特に、来週後半は、西日本から東日本の上空約1500メートルに15℃前後の暖気が流入します。これは、平年よりも大幅に高く、11月としては滅多にない程の暖気です。 ■一か月予報 本格的な冬の訪れはいつ? この先も寒気の影響を受けにくく、12月初めにかけて全国的に気温が「高い」状態が続く見込みです。 ただ、11月末になると寒気が南下して、気温が下がる傾向も出てきました。 RKB 気象予報士 橘高香純
RKB毎日放送
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