今季を含む“3年”でNBA定着を目指す河村勇輝。渡米前最後のイベントで決意「まずはGリーグで、アメリカでプレーできることを証明する」<DUNKSHOOT>
河村勇輝が日本のファンに別れを告げ、新たな船出を迎えた。 9月3日、Bリーグの横浜ビー・コルセアーズは横浜BUNTAIで「ウエインズトヨタ神奈川presents 河村勇輝選手出港式」を実施。約4500人のファンに見守られながら、ビーコルの選手として最後のイベントに参加した。 【動画】河村勇輝、プロデビューからNBA挑戦までの軌跡 イベント後、河村は本格的に挑戦が始まるNBA入りの戦いへ決意を語った。 メンフィス・グリズリーズとのエグジビット10契約に合意している河村だが、同契約は傘下のGリーグチームに入ることを前提としているもので、NBA入りのスタートラインに立ったに過ぎない。 河村本人も「まずは今年Gリーグで、アメリカでプレーできることを証明する」と冷静に自身の立ち位置を分析する。 その上で、次に「2WAY契約を目標に」と述べ、「3年後には本契約」と、今シーズンだけでなく、数年を見据えて挑戦する覚悟を明かした。 「まずはNBAのコートに立つこと。コートに立つことができれば、景色っていうのはまた違ってくると思う。次は本契約、またその次はクラッチタイムや、コンスタントに試合に出れるように」 もともと学生時代から全国区の才能を発揮していた河村だが、プロになることを本格的に意識したのは高校生になってから。そこから特別指定選手としてBリーグの舞台を経験し、パリ五輪出場を目指して大学を中退。BリーグでMVPに輝き、パリの地でも堂々と日本代表を牽引するなど、次々と夢を叶えてきた。 本人も言うように決して簡単な道ではないが、“有言実行”の男が世界最高峰の舞台に立つことを楽しみに待ちたい。 構成●ダンクシュート編集部
【関連記事】
- 「河村勇輝の契約フラグ来た?」NBAグリズリーズのロスター枠にできた“空き”に日本人が反応「2ウェイチャンスあるんじゃないのこれ!」
- 【パリ五輪】 欧州メディアが五輪で“期待を上回る活躍を見せた選手10人”をピックアップ!日本からは河村とホーキンソンが選出<DUNKSHOOT>
- 【パリ五輪】河村勇輝がNBAの“小さな巨人”を魅了!リーグ史上最小160cmのボーグス「この若者のプレーを見るのが大好きだ」<DUNKSHOOT>
- 男子バスケ・河村勇輝は「日本のスーパーヒーロー」FIBA公式がサプライズプレイヤーに選出!「どれほど優れた選手になるか計り知れない」【パリ五輪】
- 【NBA】河村勇輝がグリズリーズとのエグジビット10契約に合意!「より一層の努力をし、夢を実現させていきたい」<DUNKSHOOT>