「最初は落ち込んでいた。いまはもう一個のミスも気にしなくなった」。チェイス・アンリインタビュー
最初はすごく落ち込んでいたけれど
――今年の初めに4部リーグを取材しにきた時には「ポジショニングが課題」だと話していました。そこはどのように克服していったのですか? 自分の苦手なことってどの選手にもあると思うんです。その苦手なことが(表に)出ないようにポジションを取ったりしていましたね。あとは何も考えずにやったほうがいいことに気づきました。やはり考え過ぎると逆にポジショニングをミスして、それが(単純な)ミスにつながってしまうなと。何回もコーチと一緒に試合映像などを見て学んでいった感じです。 その上で、慣れていくしかないと思っていました。 ――うまくいかないと落ち込むこともあると思います。 最初はすごく落ち込んでいましたね。やはり、丁寧に、完璧にやらなければいけないというのがずっと自分の中にあって。でも、サッカーを完璧にやるのは無理なんです。ミスは絶対に起きるので。だから、その一個のミスを気にしていたら終わりだなと。いまはもう、一個のミスで何も気にしなくなりました。 ――そういうメンタルに変わったのはいつ頃ですか? 最近です。ブンデスリーガの試合に出るようになってから全然気にしなくなりました。せっかくここでチャンスをもらっているので、あまり深く考えず、自分のことだけを考えて、上手くなることだけを考えていればいいなと。何を言われようともやるしかないんです。ミスをしないと上手くもなれない。逆に最近は吹っ切れています。