全日本高校女子サッカー史上初3連覇へ藤枝順心が5日準々決勝、MF佐藤ふうがフル回転
全日本高校女子サッカー選手権は5日、兵庫・三木総合防災公園で準々決勝が行われる。史上初の3連覇を目指す藤枝順心は佐久長聖(長野)と対戦する。4日は大阪府内で調整。MF植本愛実(3年)と共にダブル主将を務めるMF佐藤ふう(3年)が、決勝までのフル回転を誓った。 1、2回戦は中村翔監督(36)から「外から見た方が3回戦以降に生きる」と指示を受け、スタンドから見守った。3日の3回戦・大阪学芸戦(3〇0)は後半アディショナルタイムから出場し、隙なく試合を締めくくった。「クローザーで入る機会が多くなると思う。いつでも行ける準備はできています」。本職はボランチだがサイドもプレー可能。いずれの位置でもチーム最優先で守備から入る姿勢は変わらない。 佐久長聖とは昨年、練習試合で2戦2勝しており「中盤に人数をかけてつないでくる。それを上回る対応で勝ちたい」。チームはここまで3試合連続完封、計28発と“無双状態”だが「雰囲気に緩みが出ないよう、常に刺激を入れる声かけはしています」と役目は自覚している。ピッチ内外で気を配り、V3を実現させる。(武藤 瑞基)
報知新聞社