「1人で自由に走りたい」「写真を撮りたい」 視覚障害者を「AI」が支援
目で見たものは、水晶体などを通って「網膜」に投影されて「脳」で画像として認識します。そのため「網膜」へ届くまでに異常があると“見えづらい状態”になります。
そこでこのカメラは、画像を特殊なレーザーで「網膜に直接投影」するため、鮮明な画像を網膜から脳へ伝えられるのです。つまり、網膜などに問題がなければ「見えづらい」を「見える状態」にしてくれるのです。 ◇ 先生を撮影した生徒は… 網膜投影カメラを使う生徒 「ちょっと遊び心ありますね」 カメラを使って楽しんでいます。 先生 「ジャガイモの色は何色ですか?」 生徒 「黄色」 「黄色っぽい色です」 先生 「ジャガイモの色は黄色っぽい色だね、なのにジャガイモの花は?」 生徒 「カラフル!」
カメラを通してハッキリと見えた世界。その体験をした生徒たちは… 生徒 「将来的には好きなプロレスラーの写真を撮りたいと思ってます」 生徒 「自分でもきれいに撮れたなって自信があったので、いろんな人に見てもらえたらいいなって」 一人で走ったり、写真を撮ったりすること。一人でも多くの人の楽しみが増えるよう、技術への挑戦も続きます。