「ルイ・ヴィトン」ついに伊勢丹新宿本館に 「長年の夢がかなった」と担当バイヤー
なぜ1階ではなく4階に?
出店交渉の初期段階では、店の玄関口である1階への出店も候補に上がったが、「ファッションの伊勢丹らしい、高感度な富裕層のお客さまが集まる」ことから、最終的には4階でまとまった。4階は昨年12月に「シャネル(CHANEL)」、今年の1月から2月にかけて「グッチ(GUCCI)」と「ティファニー(TIFFANY & CO.)」、8月に「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「プラダ(PRADA)」と、相次ぐラグジュアリーブランドの誘致で高感度化を進めている。客層も従来の50代以上中心から30代後半~40代中心に若返った。
今回のリフレッシュオープンに際しては「ルイ・ヴィトン」に隣接する自主編集売り場「プライムガーデン」も併せて新装。この秋冬を通して新規に10ブランドを追加する。「フィービー ファイロ(PHOEBE PHILO)」「ザ・ロウ(THE ROW)」「ルメール(LEMAIRE)」といった上質な日常着を提案する海外ブランドの他、「オーラリー(AURALEE)」「マディソンブルー(MADISON BLUE)」といった品質の高いジャパンブランド、フレグランスの「パフューマー エイチ(PERFUMER H)」の取り扱いをスタート。ハイジュエリーとファインジュエリーも導入して、高感度なライフスタイル型MDを突き詰める。
伊勢丹新宿本店の近藤詔太店長は「当店はMDの高感度・上質化を着実に進めてきたが、今回のリフレッシュオープン、そして『ルイ・ヴィトン』が加わったことで、その完成にぐっと近づいた」と話す。