【天皇賞・秋】リバティアイランド、1番人気も”まさか”の13着 不可解な敗戦に関係者も納得いかない表情
◇27日 第170回天皇賞・秋(G1・東京・芝2000メートル) まさかの光景だった。直線を向き、手応えは良さそうに見えたリバティアイランドだったが、そこから伸びず、次々に後ろにいた馬にかわされた。1番人気に推されていたが13着に敗れた。 ◆粗品がツイートした大勝負の証拠【写真】 川田騎手は「返し馬の雰囲気も良く、4コーナーまで抜群の手応えで回ってきたけど、これだけ動けなかったのは初めて」と振り返った。言葉通り、道中はこれまでと変わらない光景だった。好位でしっかり折り合い、直線は伸びる外へとうまく持ち出された。だからこそ、そこから伸びなかったのは”まさか”だった。これまで見せてきたポテンシャルの高さは、不思議と影を潜めていた。 レースを終えた後、リバティアイランドが引き揚げてきたのは、ウイニングランを終えたドウデュースの直後。あまりの不可解な敗戦に、陣営もゆっくり時間をかけて、馬体をチェックしていたのだろうか。リバティアイランドとともに、厩舎地区へ引き揚げる関係者も、納得のいかない表情だった。 昨年、牝馬三冠を達成し、ジャパンCでは世界のイクイノックスに際どく迫ったあの力はまだ衰えていないはず。このままでは終わるわけにはいかない。
中日スポーツ