自転車の“ながらスマホ”厳罰化から約1か月 街に大きな変化なし? 過去5年間に自転車事故で死傷した10代は9300人 愛知
CBCテレビ
自転車の“ながらスマホ”などについて、11月1日から厳罰化となりましたが、街の様子はどう変化したのでしょうか?「飲んだら乗るな」自転車の酒気帯びも違反です。 【写真を見る】自転車の“ながらスマホ”厳罰化から約1か月 街に大きな変化なし? 過去5年間に自転車事故で死傷した10代は9300人 愛知 自転車走行中のながらスマホなどの厳罰化から1か月あまりとなりましたが、7日、名古屋市内の様子を取材してみると、この日もスマホを見ながら運転するルール違反の人が。 11月1日施行の改正道路交通法では、自転車の運転中に手で持った状態のスマホを注視するなどした場合についても6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金となりました。背景には、全国で自転車の交通事故が増えているからです。 さらに遡って、今年10月。名古屋中区を取材した際には… (記者) 「スマホを触りながら片手で運転しています。危険です」 「電話をしながら横断歩道を渡って行きました。蛇行運転になっていますね」 歩行中に後ろからぶつけられ、危険な目にあったことがあるという人も。 ■「ちょっと触っちゃいましたね。メールが入って…」 記者が30~40代と見られる“ながらスマホ”の男性を直撃しました(ことし10月)。 Q:先ほど運転中にスマホを触っていた? 「ちょっと触っちゃいましたね。メールが入って見ちゃった」 この男性に今年11月からの厳罰化について伝えると… Q:罰則化となれば? 「触らないです」 自転車は、ゆっくり運転の時速10キロ程度でも1秒間で約3メートル前進します。 危険ゆえの厳罰化ですが、この1か月の街の変化について伺ったところ… (50代)「あまり変わらない気がする」 (40代・10代)「減ったなとは思わない」 (20代) Q:この1か月でも(ながらスマホに)遭遇した? 「ありました。すれ違うときとか。(相手が)携帯触ってて」 名古屋の中心部では、この1か月大きな変化はないと言う声がほとんどでした。 ■自転車のながらスマホ「脳は認識できない」 (愛知工科大学 小塚一宏名誉教授) 「一歩間違えれば、出合い頭に衝突する。繁華街でなくても生活道路でもいっぱい起こりうる」