【社会人野球】スタメン復帰の日本新薬・武田登生が逆転打「指名をもらいたいですけど…」決勝トーナメント進出は逃す
◆JABA京都大会 第4日▽予選Dブロック 日本新薬2―1宮崎梅田学園(28日・わかさスタジアム京都) 日本新薬が、宮崎梅田学園との接戦を制した。3回に1点を先取されたが、4回2死満塁で6番・武田登生二塁手が右前へ逆転の2点適時打。投手陣は、12安打を許しながらこのリードを守り抜いた。武田は「チャンスでのバッティングは課題だったので、ああいう形で1本出せたのは成長かなと思います」と振り返った。 3月のJABA東京スポニチ大会初戦は5打数3安打。しかし、その後の2戦はヒットが生まれず、今大会も初戦の日本生命戦で4打数無安打、26日のトヨタ自動車戦ではスタメンを外れた。この日は打順を落とし、「6番・二塁」で出場。「トヨタ戦で外れて悔しかったので、今日は絶対やってやろうという気持ちで試合に臨みました」と、結果につなげた。 また、ドラフト解禁年の昨年は、指名漏れを経験。「チャンスがあれば、指名をもらいたいですけど、まずは去年も都市対抗に出ていないですし、チームとして僕ができることをやるのが大事」と話した。 チームは、決勝トーナメント進出を逃した。ただ、2戦目でトヨタ自動車に3―1で勝利。鎌田将吾監督は「チームにとってすごくプラスになった。ただマイナスとしては、初戦(日本生命戦)の入り方。準備不足も見えた。今日はチームカラーが出せたので、そうなると、日本生命に勝てたと選手も思っていると思う。やはり初戦の入り方が大事になってくる」と、大会を総括した。
報知新聞社