９月２６日、米大統領選の共和党候補トランプ前大統領（写真）はウクライナのゼレンスキー大統領と２７日にニューヨークで会談すると記者団に明らかにした。ジョージア州サバンナで２４日撮影（２０２４年　ロイター/Megan Varner）

Gram Slattery　Andrea Shalal [ワシントン ２６日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補トランプ前大統領は２６日、ウクライナのゼレンスキー大統領と２７日にニューヨークで会談すると記者団に明らかにした。 トランプ氏は選挙活動でゼレンスキー氏を批判し、ウクライナがロシアとの戦争に勝利する可能性に疑念を示している。 ゼレンスキー氏は長らくトランプ氏との面会を求めてきた。両氏は７月に電話で会談したが、トランプ氏の大統領任期が２０２１年に終了して以来、直接会談は行っていない。 トランプ氏は２６日の記者会見で、選挙に勝利すれば、ロシアとウクライナの交渉を迅速にまとめられるという主張を繰り返した。 「ゼレンスキー大統領が私と会いたいと申し出ており、あす午前９時４５分（日本時間２７日午後１０時４５分）ごろにニューヨークのトランプタワーで会う予定だ」と語った。 ロシアとの和平協定を結ぶためにウクライナは領土の一部を放棄しなければならない可能性があるかと記者から問われると、その可能性を排除せず、「何が起こるか見てみよう」と述べた。 ゼレンスキー氏は国連総会に出席するためニューヨークへ出発する前、ロシアとの戦争を終結させるための計画を、米大統領選候補のハリス副大統領とトランプ氏、バイデン大統領に提示する予定だと述べていた。 しかし、ゼレンスキー氏がハリス氏に近いシャピロ氏が知事を務める東部ペンシルベニア州の砲弾生産工場を週末に訪問したことで、トランプ氏は今週に入り、ゼレンスキーの会談要請を拒否する構えを見せていた。 トランプ氏は２３日、ゼレンスキー氏がハリス氏の勝利を望んでいると発言した。