働き方改革対応と遠隔ICU導入で救急体制も維持―横須賀市民病院が地域医療を守る戦略
◇若手のモチベーション向上が病院をよくする
関戸先生は着任してからの3年間で、特に中堅から若手のモチベーションを高めることが病院をよくすることにつながると考えてきた。主に各診療科の手術レベルを上げることで手術室の看護師、さらには集中治療室の看護師のモチベーションを高めるよう心を砕いてきたという。また、「院内の売店を大手コンビニエンスストアに変更し、24時間営業(職員のみ)を実現しました。夜間に働く職員への感謝の気持ちです」と話している。 「都心部から少し離れた郊外の病院でも、ある程度人口が多い地域にはそれなりに医療ニーズがあります。それを、もっと大きないくつかの病院で全て賄おうとしても無理があります。さまざまな面で大変ではありますが、それでも当院はこの地域の、特に高度な急性期医療の一端を担い続けられるよう、最善を尽くしたいと思っています」と関戸先生は決意を述べた。
メディカルノート