たまりがちな「紙もの」を無理なく減らす。取扱説明書はアプリ管理がラクだった
気がつくとどんどん増えてしまう紙もの。家電などの取扱説明書を、アプリで管理することでラクに整理できるようになります。そう話してくれたのは、整理収納アドバイザー・大木聖美さん(現在50代)。紙ものの片づけがしやすくなった以外にもメリットがあったそうです。詳しく語ります。 【写真】ファイルケースで管理している書類も
家電の管理アプリをダウンロードして、暮らしが好転
家電を管理するアプリがあると知り、スマホにダウンロードしたのは約6年前。どの家電をいつ購入し、取りつけたのか。それがひと目でわかると、買い替えるときの参考にもなっていいなと思ったのがきっかけでした。 製品番号を入力すると製品の写真が出てくるのでそれを登録。その製品の詳細を開けば、メーカーの公式サイトや取扱説明書が自動的にリンクされていて驚きました。表示される取扱説明書は、商品に添付されていたものとまるっきり同じ内容なので、紙で持っている必要ないと判断し処分することにしました。
購入時のレシートもまとめて管理できて便利
私が使っているアプリでは、製品の詳細情報のページに購入日や購入価格を入力できるようになっています。メモ欄もあり、ここには購入先や経緯などを入力。レシートや保証書などを写真に撮って保管できる欄もあるため、こういった紙類も登録したらすべて処分しています。 こうしたレシートや保証書のデータ記録、オンラインで購入した際の記録はいざというときに役立つ情報だと思うので、きちんと管理できるよう常に心がけています。その点、データ管理はとても便利だと思います。
データを家族間で共有し、心理的負担も解消
取扱説明書を紙で管理していた頃は、保管も整理もすべて私ひとりで担っていました。ですが、アプリ管理にしてからはデータを夫婦で共有できるようになり、なにか不具合があっても、どちらかがすぐに取説にアクセスして調べるように。ひとりですべて管理する“負担のかたより”が解消されて、心理的にもストレスフリーになったのはうれしい誤算でした。 それでも、まれに製品番号の検索で出てこないものもあります。また、大型家具の取扱説明書なども登録されていないものがあるので、これらは手持ちのファイルケースに入れて保管しています。 築19年目のわが家は、設備機器類の取扱説明書も古いものが多く、これらも「家にまつわる取扱説明書」ということで別の書類ファイルに入れてあります。 紙での管理はこのファイル2冊分なので、すべての取扱説明書を紙で保管しているのに比べれば圧倒的に量が少なく、家電を買い替えたら古いものはデータ削除するだけなので、管理の手間がほぼかからないのもうれしいポイント。もちろん収納スペースも最小限で済みますし、ラクに取扱説明書の管理ができています。 家電管理のアプリは検索するといろいろと見つかります。登録のしやすさやデザインなどお好みのものを探して、まずは新しく購入した家電から試してみてはいかがでしょうか。
大木聖美