1人暮らしの30代会社員、節約のため「弁当」を持参していますが、実家暮らしの同僚は「気分転換」と毎日外食です。やはり実家暮らしだとお金に“余裕”があるのでしょうか…?
毎日の職場でのランチ。少しでも家計を節約するためにお弁当を持参するのは良いことですね。一方で、節約を意識している人から見ると、毎日ランチで外食をする同僚の懐事情が気になることもあるでしょう。相手が実家暮らしの場合などは、一人暮らしと実家暮らしの余裕の差についても考えてしまいます。 そこで本記事では、職場に毎日お弁当を持参した場合と外食をした場合のランチ代を比較します。また、一人暮らしと実家暮らしの支出の差についても見てみましょう。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
毎日手作り弁当を持参した場合の節約効果は1ヶ月で約2万円
リクルート社の「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施した有職者のランチ実態調査(2024年3月実施)によると、自炊やお弁当、コンビニランチや社員食堂なども含めたランチ予算の全体平均は452円で、そのうち自炊やお弁当の場合の平均は392円、お店で外食した場合の平均は1243円です。 自炊やお弁当の予算は、外食の予算の約3分の1以下となり、節約効果は高いと言えるでしょう。 また、1ヶ月毎日お弁当を持参した場合と、1ヶ月毎日外食した場合のコストはそれぞれ以下の通りです。 毎日お弁当を持参した場合:392円×20日間=7840円 毎日外食した場合:1243円×20日間=2万4860円 ※それぞれ、1ヶ月の出勤日数を20日間として計算 これを見ると、毎日お弁当を持参した場合は、毎日外食した場合と比べて1ヶ月当たり約1万7000円の節約効果があることが分かります。
一人暮らしの月の生活費は約21万円
次に一人暮らしの生活費について見ていきましょう。一人暮らしの生活費については総務省統計局の家計調査報告書に詳しく記載がありますが、家賃については持ち家・賃貸を含む金額となること、賃貸の場合も地域や物件による差が大きいことから、今回は家賃以外の費用について参照することにします(図表1)。 図表1
総務省統計局〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要より筆者作成 家賃については、仮に都内に住んでいると仮定します。不動産・住宅情報サイトホームズに掲載されている、東京23区のワンルーム・1K・1DKで最も家賃相場が安いのは足立区で、7万2700円(2024年8月30日時点)です。 この金額と図表1の費用を合計すると、一人暮らしの生活費は21万6503円となります。
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