ずっと家で過ごしたくなるリラクシーな都市の住まい
01 子供の目線にぴったりのプチライブラリー
リビングの壁には、壁の幅いっぱいに3段の書棚を造作。ソファは空間に合わせてレイアウトでき、デイベッドとしても使える〈リアルスタイル〉のトリード ソファ。
02 プライベートルームはすりガラスで気配を伝える
玄関ホールの右手、プライベートルームに繋がるドアはすりガラスで、光を通しながら視線をソフトに遮ってプライバシーを確保。
03 人工大理石とステンレスが絶妙なキッチン
調理中も家族と対話ができるようキッチンはアイランド型で、掃除がしやすいIHを採用。白の人工大理石のカウンターにステンレスのキッチンのバランスが絶妙に空間を引き締めている。
04 朝時間も渋滞知らずの2台使いの洗面ボウル
涼やかなグリーンの釉薬タイルを縦張りにしたウォッシュルーム。背面はルーバードア内部にカウンターを造作。収納する衣類を畳んだりアイロンをかけたりがここで完結する。
05 コンパクトにして十分な機能をもつワークルーム
チェアは長時間のデスクワークに負担が少ない〈エルゴヒューマン〉。室内窓をつけたことでコンパクトでも圧迫感がなく、光と風が取り込める。
INTERIOR POINT 〈ミナ ペルホネン〉の世界にひとつの椅子
ダイニングで使っているチェアは、製造過程ではじかれていた木目に節がある木を使った〈マルニ木工〉のアームチェア(ふし)に、〈ミナ ペルホネン〉のハギレ(カケラ)をパッチワークした〝ふしとカケラ〞展で販売された1点もの。使うほどに味わいが増す木の色合いや布の風合いが気に入っているとのこと。
「リノベをした知人の格好いい住まいを見て、リノベの依頼先は当初から決めていました。窓を開けて過ごせることが気に入って購入した物件。ダイニングで仕事をしていてもふと目線を上げると窓の外の緑が目に入り和めます。水回りの動線も使い勝手がよく、お気に入り。ここに住むようになってから、いっそう家族がリビングで過ごすことが増えました」 ※雑誌『Safari』11月号より
写真=松村隆史 文=中城邦子