【40代・50代におすすめ「おとな北欧旅」】憧れのバルト海クルーズで ヘルシンキからストックホルムへ
「今回、どうしてもやりたかったこと、それは船の旅です」。 イラストレーター・編集者の新谷麻佐子さんによる4年半ぶりの北欧旅リポート、第3弾をお届けしよう。
船の上で、サウナとジャグジー、豪華な夜ごはん、白夜の夕陽を満喫!
「フィンランドでは、7人に1人がボートを持っていると言われ、実際、私の友人の中で、ボートを持っている人は何人もいて、『散歩に行こう!』くらいのテンションで、近くの島に行くのに乗せてもらったこともあります。 この夏、フィンランドで再会したときも『今年の夏休みは、何をするの?』と聞いたら、『夫とボートでバルト海を横断するよ!』『ボーイフレンドとボートでストックホルムに行くよ!』なんていう返事をする人たちも。怖がりの私は『なんて勇敢なの!』と驚いたのですが、北欧の人たちにとっては、特にめずらしいことではないそうです。 もちろん危険と隣合わせなので、近場でもしっかりライフジャケットは着用しますし、島に着岸するときは、いつも笑顔の友人も今まで見たことのないくらい真剣な表情になります。『自然の厳しさを知っているからこそ、自然の美しさも楽しみも享受できる』というのが北欧らしいなと思うのでした」
「私にとっては、自らボートを運転して海を渡るなんていうのは、夢のまた夢の話ですが、『北欧で豪華なフェリーに乗る』という旅のチョイスは、案外簡単に手に入ります。 今回選んだのは、豪華客船『タリンク&シリヤライン』のバルト海クルーズ。タリンク&シリヤラインには4路線あり、フィンランド(ヘルシンキおよびトゥルク)とスウェーデン、フィンランドとエストニア、スウェーデンとエストニアの間を運航しています。 今回は、船で一晩過ごしてみたい!と思ったことと、360度どこを見渡しても水平線の海の上で、サンセットを見る!という夢を抱き、17:00ヘルシンキ発、翌朝10:00ストックホルム着の『セレナーデ号』を体験してきました」
「乗船するや否や、マスコットキャラクター、あざらしのハリーくんがお出迎え! いくつになってもかわいい子には癒やされますね」