【老齢年金】10月から振込額が「変わる人・変わらない人」とは?
年金振込額が変更される方へ届く「年金振込通知書」とは?
10月から年金振込額が変更された場合、10月頃を目安に「年金振込通知書」が送付されます。 年金振込通知書とは、年金受給者の方へ送付される、年金の天引き額や手取り額などが記載されたハガキ型の通知書です。 原則年に1回、6月頃に送付されるものですが、10月に年金額に変更があった場合は、改定後の「天引き額」と「振込額」が記載されたものが届きます。 前回の手取り額・天引き額も記載されているため、届いた方は「どの項目が変更になったか」を必ず比較して確認しておけると良いでしょう。
今のシニア世代はどのくらい年金を受け取っている?平均額を確認
では最後に、現在のシニア世代が受け取っている「国民年金・厚生年金」の平均月額を確認していきましょう。 ●国民年金の平均月額はいくら? まずは、国民年金の平均月額から見ていきましょう。 厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均月額は下記のとおりです。 【国民年金の平均月額】 ・全体の平均月額:5万6316円 ・男性の平均月額:5万8798円 ・女性の平均月額:5万4426円 国民年金のみ受給の人は、主にフリーランスや自営業者、専業主婦などが挙げられます。 国民年金は保険料が一律であるため、全体・男女間において個人差があまり生じていません。 ボリュームゾーンは、男女ともに6~7万円となっています。 ●厚生年金の平均月額と受給割合 次に、厚生年金の平均月額を確認していきます。 厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均月額は下記のとおりです。※国民年金部分を含む 【厚生年金の平均月額】 ・全体の平均月額:14万3973円 ・男性の平均月額:16万3875円 ・女性の平均月額:10万4878円 厚生年金は、国民年金に上乗せする形で受け取れる年金で、主に会社員や公務員などが受給の対象です。 厚生年金の平均月額は14万円台ですが、年収や加入期間によって受給額に個人差が生じやすいのが特徴です。 ご自身が将来受け取れる年金見込額をより詳しく知りたい方は「ねんきんネット」もしくは「ねんきん定期便」を、すでに年金を受給している方は「年金振込通知書」を確認しましょう。