健康診断の基準値にこだわる医者は「良い」医者か? ヨボヨボにならないための心得で自分を守る
地域医療を学びはじめた若い医者たち
国保直営の病院や診療所は、患者さんが退院後、地域でうまく生活できるようにする地域包括ケアの機能も担っています。地域包括ケアは、高齢者が住み慣れた地域で長く暮らすには、欠かすことができないしくみで、超高齢社会に対応した数少ない医療施設です。 国保直営の病院・診療所は805施設しかありません。全国の病院の17万9000施設に比べると圧倒的に少数です。高齢化率30%の現状を考えると、病院の7割は、国保直営のような予防活動をする「患者をつくりださない病院」が占めてもいいはずなのです。 そんななか、最近の若い医者のなかには、望んで地方の病院で研修することを選択し、地域医療を学ぶ志の高い人もいます。そうした医者に出会うには、探す努力が必要ですが、人生の後半生を納得して生きるには探す価値があると思います。 続きは<基準値第一主義の医者か、患者にとっていい医者か。このシンプルな質問で見極められる。>にて公開中。
和田 秀樹(精神科医)