ソフトバンク「パ・リーグ史上最速優勝」へ。「2勝1敗」ペース継続で4年ぶりのV奪還を目指す!
澤柳は肘の故障で離脱してしまったが、大山はポストシーズンに向けても貴重な戦力になりそうだという。 「先発陣は有原航平とリバン・モイネロ、スチュワート・ジュニアの3枚が盤石。そのほかにも大関友久や大津亮介、石川柊太らがそろう状況で、大山が第2先発の役目を果たせば、さまざまな展開に対応できます」 その投手陣を語る上で外せないのが倉野コーチの存在だ。 「投手の主だった顔ぶれは昨季とほぼ一緒。変わったのは配置と配球、各投手の球質です。倉野コーチがほかのコーチとも連携し、捕手や野手陣との意思疎通が向上。配球も改善し、盗塁阻止や牽制アウトも増えています」 こうした改善点によって、柳田不在後も2勝1敗ペースを維持できているわけだ。 「大型連勝がない代わりに、各カードはほぼ2勝1敗。序盤リードすればそのまま勝ち切るし、負けていても最後に何か起こるんじゃないか、と期待感もある。選手たちを酷使しない運用なので故障のリスクも少なく、今後失速する要素もほぼありません」 4年ぶりの王座奪還へ、いよいよカウントダウンだ。 *成績は8月18日終了時点 文/オグマナオト 写真/時事通信社