【マイルCS】セリフォス“混戦”断つ!今年も未勝利ながらG1、G2のみ3戦で2→5→4着と安定感抜群
過去10年の傾向から5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬をあぶり出す「G1データ王」。レース史上空前の混戦ムードが漂う「第41回マイルチャンピオンシップ」は徹底解析した結果、上位4頭がほぼ互角の評価。わずかな差で隔年Vを狙うセリフォスを指名した。 【実績】 マイルCSは実績がモノをいうG1で過去10年、重賞未勝利馬の優勝はなし。20、21年連覇グランアレグリアなど既にG1を勝っていた馬は延べ5頭で20点。18年ステルヴィオ、昨年VナミュールのようなG1・2着馬は15点。14年ダノンシャークのような重賞2勝以上馬は10点。それ以外は5点。 【年齢】 4歳が【4・4・4・28】で主力を形成。3歳も【3・1・2・30】と好成績だが唯一登録していたシックスペンスが回避。5歳が【2・4・4・52】、6歳が【1・1・0・17】で続く。4歳が20点、5歳が15点、6歳は5点とする。 【ステップ】 富士SがG3時代も含めて【4・3・1・42】と効率良く好走。毎日王冠も【2・2・3・21】で活躍が目立つ。スプリンターズSが【2・0・0・5】、天皇賞・秋が【1・1・2・6】、安田記念からの直行が【1・1・0・4】。富士Sが20点、毎日王冠が15点、スプリンターズSと天皇賞・秋は10点。それ以外は5点。問題は外国馬チャリンで、JRA競走をステップにしていない時点で5点とせざるを得ない。 【前走着順】 1着【4・3・2・23】、2着【2・3・1・16】、3着【2・3・2・14】で前走好走馬が断然強い。1着20点、2着15点、3着10点。4着以下で馬券に絡んだ8頭のうち6頭が富士S、毎日王冠、天皇賞・秋のいずれかで掲示板確保=7点。残る2頭は富士S、毎日王冠7着からの巻き返しで両レースの7着以内が5点。条件に該当しない馬は0点とした。 【前走体重】 500~519キロが【3・4・2・28】で20点。480~499キロが【2・4・4・38】で15点。460~479キロが【3・1・3・35】で10点。520キロ以上と、これ以外は5点とする。馬券好走率は「500キロ台」が高め。なお、外国馬チャリンは前走時馬体重が非発表のため、便宜的に10点とする。 【結論】 トップ77点を獲得したのは2年前の優勝馬セリフォス。今年も白星こそないがG1、G2のみ3戦で2→5→4着と崩れていない。混戦ゆえに実績と安定感を支持。わずか2ポイント差で2位タイに3頭。馬券は手広く押さえたい。(データ班)