距離延長進言ズバリで藤岡佑アルナシーム快勝「前走にはない手応えで回ってこられた」/中山金杯
<日刊スポーツ賞中山金杯>◇5日=中山◇G3◇芝2000メートル◇4歳上◇出走18頭 【写真】振り袖姿の柔道角田夏実と記念撮影する藤岡佑騎手 藤岡佑介騎手(38)騎乗の4番人気アルナシーム(牡6、橋口)が重賞2勝目を挙げた。 道中は中団で脚をため、直線は豪快に外を伸びてきた。勝ち時計1分58秒1は15年ラブリーデイの同1分57秒8に次ぐ、同レース史上2番目に速いタイムでの決着となった。2着には6番人気マイネルモーント(牡5、高木)、3着には8番人気ボーンディスウェイ(牡6、牧)が入った。 藤岡佑騎手は「マイルCSのときより状態が良くて、前走は流れが忙しくて2000メートルの方が、と進言させてもらった。いい結果になってすごくうれしいです。思っていたより1列、2列後ろにはなったんですけど、(ペースは)流れてはいたので。ただ、ずっと手応え自体は良くて、なだめながらという感じでした。前走にはない手応えで4コーナーを回ってこられました。あとはスムーズにさばければ、というところでした。抜けるとふわっとするところがあると聞いていて、4コーナーで外に出したときにすごい反応だったので、抜け出して遊ばなければいいなという感じでした。ノーステッキで抜けてこられたので、最後ステッキを入れてしっかり反応してくれたので、これは勝ったなとは思いました」と振り返った。 藤岡佑騎手は今回の中山金杯が東西金杯を通して初勝利。これまでは中山金杯での14年カルドブレッサ、19年ステイフーリッシュの2着2回が最高。同騎手は「めっちゃうれしいですね。いいスタートを切れましたし、まずはけがなく、しっかりと乗り切りたいと思います。アルナシームはすごくいい競馬ができて、今年活躍できる可能性のある馬なので応援してあげてください」と笑顔で語った。人馬とも最高ともいっていい25年の船出なった。馬連(2)(7)は3660円、馬単(2)(7)は6990円、3連複(2)(7)(16)は2万630円、3連単(2)(7)(16)は9万3740円。 (注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)