トライオンセッションで機能性を検証 「adidas TERREX」がアウトドアで支持される理由とは
トライオンセッションのゲストで、adidas Runners Tokyo トレイルコーチの青木莉楠さんは「テレックス フリーハイカー 2.0 ゴアテックス ハイキング」の魅力を次のように語ってくれた。 「登山靴に硬いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、フリーハイカーはBOOSTフォームのおかげで接地がとてもソフトです。硬さ、重さを感じずオールマイティに使えるシューズかなと思います。ハイキングはもちろんですが、キャンプで履いたり、タウンユースしたり、さまざまなシーンで活躍してくれるはずです」 重量は片足で455g(27cm)。ミッドカットのハイキングシューズとしては軽量だ。アッパーとシュータンが一体化した構造なので、足とシューズの一体感が味わえると同時に、小石などがシューズ内に入るのを防いでくれる。 雨天のぬかるんだトレイル(ほぼフラットで岩場はなし)を歩いたが、雨水の浸入はなく、シューズ内はドライに保たれていた。泥濘や水たまりも安心して歩くことができた。アスファルトを歩いた際も硬さや重さを感じず、デザインはシンプルなので、確かにタウンユースもしやすそうだ。
ロードランナーが違和感なく履けるトレランシューズ
もう一足、筆者がトライオンセッションで試したのが「TERREX AGRAVIC FLOW GORE-TEX TRAIL RUNNING 2.0(テレックス アグラヴィック フロー ゴアテックス トレイルランニング 2.0)」。中・上級者に向けて開発されたトレイルランニングシューズで、ミッドソールにはアディダスのランニングシューズにも使われている高い反発性が特長のLightstrike(ライトストライク)を採用。アウトソールには、「フリーハイカー」と同じくContinentalラバーが使用されている。こちらもGORE-TEXメンブレンを搭載しているので、雨天時も安心だ。
「アグラヴィックは長い距離に対応するシューズで、安定感があり、フィッティングもとても快適です。Continentalラバーはグリップが強いのはもちろんですが、耐久性が非常に高く、長持ちします。練習やレースで距離を踏むトレイルランナーにとてもおすすめですね」と、トライオンセッションのゲストで、adidas Runners Tokyo トレイルコーチの青木純さん(前出の青木莉楠さんとはご夫婦)。 レースでは通気性を重視し、GORE-TEX搭載シューズは基本的には履かないという青木純さんだが、トレーニングのときや、トレイルに雪が残っている場面などでは、活用することがあるとのこと。 また、元実業団ランナーでロードを走っていた青木莉楠さんは、「アグラヴィック」について「今現在ロードを走っていて、トレイルランニングをやってみたいと思っている人にとてもおすすめです。アディダスのランニングシューズと同じような感覚で、違和感なくトレイルを走れると思います」と語ってくれた。 筆者は普段、ロードばかり走っているが、たしかに違和感なくトレイル(雨天の!)を走ることができた(ミッドソール素材がロードランニングで慣れているライトストライクだったからかもしれない)。雨水はもちろん、水たまりを走った際も(深さがあると別だろうが)、シューズ内がぬれることはなく、冷えも予防できるので、GORE-TEXは非常にありがたかった。