日高2デイズエンデューロを完走したCRF250Lで、北海道ツーリングを満喫!【最新国産トレールバイクで伝統の日高エンデューロに挑戦! 宮崎大吾の日高参戦記 VOL.8】
北海道を南下
火曜日は南下して北海道の歴史を辿る旅をしました。沙流郡平取町にある「振内鉄道記念館」では、未開の地に鉄道を敷いた歴史や、国鉄時代を経て、大幅な赤字による廃線に至る話などを記念館で知ることができました。 さらに南下して海の方へ向かうと、この辺りはかつてアイヌと和人の激しい戦闘があったところでした。静内川を堺にシャクシャイン、オニビシという2大英傑が争っていたこと、そこに和人(大和民族)との商売の話が絡み、いつしかアイヌvs和人という大きな戦闘(シャクシャインの戦い」が起きたことなどを、今回のツーリングで覚えました。また同時に、北海道の開拓そのものの歴史を知る旅でもありました。 北海道の歴史を知る旅として、「振内鉄道記念館」や「メナシャチ跡」などを訪れました。
苫小牧からフェリーに乗船
楽しい北海道ツーリングもあっという間に終わり、苫小牧からフェリーに乗船してホット一息。このレース、ツーリングのことを思い出しながらサッポロクラシックを開けました。仙台港から横浜市の自宅までは一気走り! 前後スプロケをショート化しているので時速90km以上はキツく、マイペースで帰りました。ギヤ比はこのまま継続する予定なので、誤差補正用のスピードヒーラーを装備するかもしれません。ギヤ比のことは仕方ありませんが、高速道路の一気走りも快適にこなしてくれるのはCRF250Lならでは。最後の最後まで53歳の私の体を助けてくれたのです。 いつか訪れたいと思っていた、新冠町が運営している「レ・コード館」へ。アナログレコードをこよなく愛する私、今度来るときはたっぷり時間をかけて堪能したいと思います。 適当に入った食堂のご飯が、ほぼ確実に美味いのも北海道らしいところ。豚丼、味噌ラーメン、おいしくいただきました。 名物の平取牛(びらとりぎゅう)を使ったハンバーグや、その日の朝にとれたヤマメのフライなどをいただきました。巨大なヒグマの写真が飾ってあり、思わず店主に撮影許可をお願いしました。鹿を捉えたヒグマの油断していた瞬間だそうです。こわっ! もうすっかり秋ですが、予想以上にツーリングライダーが多かった苫小牧港。今も昔もオフロードバイクは少数派です。20900円のエコノミーシングルは快適でした。 改めてCRF250Lの「デュアルパーパス(2つの目的)」としての力量を感じた今回のレースとツーリング。本来は「オンとオフ」という意味合いだと思いますが、「レースと旅」という異なった使い方に対して見事に応えてくれました。色々な楽しみ方ができるCRF250L、さあ次はどこを走ろうか!
宮崎大吾