海へのドライブは帰宅後すぐ洗車……もだけど「帰宅前」に洗う場所があった! 海に行くなら「洗車道具」を積んでおくべき理由を洗車マスターが解説!!
あらかじめウインドウクリーニング用アイテムを用意しておくと便利
筆者が海辺に出かける際は、2リッターペットボトルに入れた水道水と水の入った霧吹き、マイクロファイバークロスなどを数枚、そしてウインドウガラスクリーナーを持参するようにしている。 もっといえば、筆者はケルヒャーマルチクリーナーOC3 FOLDABLEという持ち運びしやすく、車内でもUSBから充電でき、コンパクトに畳める折り畳みバケツ型の”どこでも洗浄機”をラゲッジルームに忍ばせている。 吐出圧力0.5MPa、吐出水量2L/min、連続使用時間約15分、給水タンク容量8Lのスペックで、水さえ手に入れば、人間のシャワー代わり、海用品の砂落としにも使えるほか、”どこでも洗車”が可能な洗車界の神器のひとつでもあるのだ(40度のお湯までOK)。これで、時間にして数分の作業でウインドウやアルミホイールのベトついた塩分まじりの砂汚れを吹き飛ばすことができるというわけ。 さて、海辺帰りに、ぜひとも”なる早”で行うべき本格洗車だが、できれば、海辺から離れた帰り道に、高圧洗車ができるコイン洗車場があれば立ち寄り(事前に検索しておきましょう)、高圧の水でベトついた砂汚れを「こすらず」に吹き飛ばしてやるのがベスト。ボディ表面はもちろん、走行中に路面から巻き上げた塩分を含んだ砂汚れがべっとり付着しているホイール、下まわりも念入りに。 帰り道の洗車が無理でも、帰宅後、翌日には自宅またはコイン洗車場でしっかりと塩分を含んだ砂汚れをすっきり落とすことが、愛車の塩分汚れ対策、錆対策としてなにより重要なのである。とくに旧車の場合、錆はクルマの寿命を縮め、命取りにもなりかねないので、下まわりを始め、念入りに洗ってあげることが大切だ。それは冬季、凍結防止剤が撒かれた道を走ったあともまったく同じである。 いずれにしても、海辺からの帰路、出発前のウインドウクリーニングだけはなんとしてでも行ってほしい。安全運転のための視界確保、そして前記の突然の雨のワイパー使用に備えるためである。
青山尚暉