庭に植える木はワケあり!?風水師が教えるおすすめシンボルツリー
2.「南=夏」の方角には梅・棗(ナツメ)
・「梅」は逆境を乗り越え満願成就! 中国からの移入種で、日本では奈良時代から庭木として親しまれる「梅」。果実の栽培も江戸時代から行われていたといいます。厳冬のなかでも他の花に先駆けて白や紅色の花をつけますが、南方に植えることで、陽がよく当たり、夏により大きな果実を実らせてくれます。 南に植えたい梅の品種: 南高梅、白加賀梅、豊後梅、甲州最小梅など ・健康や長寿を願うなら「棗(ナツメ)」を 干ばつや冠水に強く、適応性に優れていることから、日本でも縁起の良い果樹の代表格。ナツメの実を常食することで、虚弱体質や内臓不調などに効果があるとされてきました。中国や韓国では子宝の象徴とも。初夏に淡緑や黄色の花を咲かせ、秋には落葉して暖かな陽光を取り込んでくれます。 東に植えたい柳の品種: 大実ナツメ、国光棗、新疆大棗、皇帝、スーパージャイアントなど
3.「西=秋」の方角には梔(クチナシ)・楡(ニレ)
・家庭円満には「梔(クチナシ)」を 高さが2~3mの常緑低木であるため、庭先に植えやすく、鉢植えでも育てやすいのが魅力。夏には美しい白い花を咲かせ、芳しい香りを楽しむこともできます。古来、中国では天下の名香花として、文人画の画題にされたほど。相思相愛、商売繁盛など「人気、愛」のシンボルに最適です。 西に植えたい梔(クチナシ)の品種: コクチナシ、マルバクチナシ、ヤエクチナシなど ・「楡(ニレ)」は平穏な幸せの象徴 東晋の詩人陶淵明(とうえんめい)の「歸園田居」(園田<えんでん>の居<きょ>に帰る)には、故郷での悠々自適な隠居暮らしとして、「ニレやヤナギが家の裏の軒先に生い茂り、モモやスモモが座敷の前に立ち並んでいる」と書かれており、楡は素朴で平和な自邸に必要不可欠な要素とされていました。窓辺に植えると、夏の陽を遮り、冬へ暖かな陽光を届けてくれる落葉樹で、春には多くの品種が小さく、愛らしい花を咲かせます。 西に植えたい楡(ニレ)の品種: ハルニレ、アキニレ、オヒョウなど