出汁ソースじゃぶじゃぶかけてうまい「カキフライ」の作り方
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南! 今回は、旬を迎えておいしくなっているカキを使い、「カキフライ」にトライします。おいしさの決め手は出汁がきいて、ごはんにぴったり合うソース! 料理初心者男子でもデキる・モテる簡単レシピ
さっくり揚げたてカキフライをソースにジャポン!
Oysters are only in season in the 'r' monthsと英語圏で言われるように、牡蠣はRのつく月に食べるべし、と申します。つまり、September(9月)、October(10月)、November(11月)、December(12月)、January(1月)、February(2月)、March(3月)、April(4月)というわけで、5月から8月の夏季にはあまり推奨されていないのですが、これにはきちんと理由があるみたい。 「一般に食用にされる真牡蠣は夏に産卵を迎え、身が細ってしまうため、食べてもあまりおいしくないんです。逆に秋から冬は寒くなるほど旨みが乗ってきて美味。また海水の温度が下がることで、貝毒による食中毒のリスクも下がると言われています」と野本やすゆきさん。と、いうことは、まもなく牡蠣のベストシーズンがやってくるということではありませんか。では食べないと! カキフライ、作らないと!
「カキフライ」を作ってみよう!
材料(2人分) 牡蠣(加熱用) 8個 Aたまご 1個 A小麦粉 大さじ4 A水 大さじ2 パン粉 適量 塩・胡椒 適量 揚げ油 適量 ○下ごしらえ 片栗粉 大さじ1 塩 小さじ1/2 水 大さじ1 Bソース 大さじ2 B出汁 大さじ2 キャベツ 適量 レモン 適量
牡蠣は加熱用をチョイス
まずは牡蠣の選び方から。スーパーや鮮魚店で売られている牡蠣には生食用と加熱用がありますが、牡蠣フライには加熱用をチョイスしてください。生食用のほうが新鮮で良いのでは、と思いがちですが、これらは鮮度の違いではなく、養殖の仕方と処理が異なります。まず生食用の牡蠣は汚染リスクが低い河口から離れたエリアなど指定海域で養殖され、さらに採取後に数日かけて浄化されています。対して、加熱用の牡蠣は一般的に栄養分が多い河口近くで養殖され、浄化する必要がありません。ということは……加熱用の牡蠣のほうが丸々太って旨味が濃いと言われているんですよね。