朝からブルッ…一気に初冬の寒さに 伊吹山など近畿の山々で続々「初冠雪」 鳥取・大山ではいきなり40cmの大雪
週末から気温急降下 平年より早く山は雪に
おととい11日(土)に近畿地方で木枯らし1号が吹き、冬型の気圧配置が続いている中、きょう13日(月)は一段と強い寒気が流れ込み、近畿の山々から続々と初冠雪の便りが届いています。 けさにかけて滋賀・岐阜の県境にある伊吹山の山頂付近で雪が降り、ふもとの彦根地方気象台から観測できたため初冠雪となりました。伊吹山では平年より7日早く、昨年より19日早い初冠雪です。 また、けさは兵庫県の最高峰・氷ノ山でも、史上最も遅かった昨年より18日早い初冠雪となりました。氷ノ山では、昨年は標高800m以上が雪化粧したのに比べ、今年は山のふもとまで雪化粧したようで今回の寒気の強さがうかがえます。 さらには大阪と奈良の府県境にある金剛山も初冠雪となり、昨年より35日も早い観測となりました。 ちなみに、近畿の隣県に位置する鳥取県・大山からも初冠雪の便りが届いています。大山ではきょうの未明から一気に雪が降り積もり、きょう11時現在は40cmの積雪で、一日に積もった雪の深さとしては11月として統計史上1位です。初冠雪から大雪になったといってもいいかもしれません。
この寒さいつまで…?
寒さのピークはきょうで、大阪の最高気温は13℃と、12月上旬並で初冬の寒さになるでしょう。きょうは昼間でもコートなど冬の服装が必要です。 あす以降も朝は大阪でも10℃を下回る1桁の日が多く、郊外では暖房が必要な寒い朝となりそうです。一方、日中の寒さは次第に緩み、週の後半は日差しの温もりが戻りますが、次の週末は再び寒くなるでしょう。 今回ほどの寒さにはならない見込みですが、週末にかけては寒い日が多くなるため暖かい服装でお過ごしください。 (ABCウェザーセンター気象予報士 弓納持仁美)