一問一答 4連覇の藤井聡太竜王、自身の〝今年の漢字〟は長考後に「変化の1年」/将棋
「私自身がこれまでどちらかというと、先手番でも後手番でも1局1局の作戦を考えるというよりは、序盤はある程度自然に指してという方針でやっていたんですけど、最近は後手番の場合、それだけではうまくいかないのかなという感じもしているので、少しずつ変化を求めていければと考えて指しています」
ーー今年の漢字が「金」と発表された。将棋の駒に「金」があるが、藤井竜王の感想は。自身の今年の漢字は
「(質問にしばらく考えた後で)今年は政治資金の問題であったり、新NISAがスタートしたり、お金に関する話題も多い1年でもあったかなと感じています。私自身は特に、漢字というのは今は浮かんでいるものはないんですけど、対局に関して言えば、これまでと比べて変化を求めたところもあったので、そういう中でこれまで違った工夫をしてうまくいったところも、いかなかったところもあったんですけど、そういう意味では、変化の1年でもあったかなと感じています」
ーー対局が行われた指宿は佐々木八段が好きな砂蒸し風呂がある。並んで入ったら話したいことは
「今回のシリーズの対局のことになるのかなと思います。今回のシリーズは佐々木八段にさまざまな工夫をされて、私自身もなるほどと感じることが多かったので、そういったあたりのことをもう少し聞いてみたいと思っています」