なぜ「朝10分早く起きる」効果はこんなに大きいのか…仕事ができる人がやっている人生を変える"黄金の習慣"
■先取りマインドで主体性を育むサイクルを確立 上級 ベストを尽くす 最後は、イメージした行動をとることができるように、ベストを尽くします。 事前に想像した通りにできなかったとしても、落ち込む必要はありません。 そのときは改善ポイントが見つかったということで、よしとしましょう。新たな目標ができてよかった、と思うくらいのポジティブさが大事です。 ここでは、中級で考えたことを、具体的に次の行動につなげることを考えます。 「○○社の担当者に、提案のお礼を伝えるには、いつ、どんな言葉で伝えよう」 「○○さんに、成功事例を教えてもらうための質問を用意しておこう」 「次の会議で、建設的な発言をするために、○○の資料を準備しておこう」 ここまで細かく考えることができるようになれば、ベストを尽くすために必要なことや、準備すべきものに気づけるようになります。また、心がまえも変わります。 このように先取りマインドを身につけることで、ただスケジュールをこなす以上の「主体性」が育まれ、能動的に捉えるクセが身につくようになるでしょう。 このサイクルを確立すれば、あなたも確実に行動できる人になれます。 ---------- Point 毎朝「やる気スイッチ」をオンにしてから、一日をスタートしよう ---------- ■「今日の楽しかったことベスト3」で一日を振り返る ここまでは、朝の習慣について触れましたが、今度は夜の習慣についてご紹介しましょう。理想とする未来を実現するためには過去を振り返る時間も大切です。 過去の経験から課題を見つけ出し、次のチャレンジにつなげる。それによって、成長していけるからです。 初級 今日一日を振り返る まずは、今日一日の出来事を、時系列で振り返ってみましょう。 就寝前など、心身ともにリラックスした時間に「今日はどんな一日だったっけ?」と回想します。 おすすめしたいのは、ポジティブな出来事を中心に思い出すことです。 「今日の楽しかったことベスト3」 「今日の嬉しかったことベスト3」 など、テーマを決めて振り返るのもよいでしょう。 中級 気づいたことを書き出す 次は、初級で気づいたことを日記やブログなどに書き出します。 たとえば楽しかったことだけを三つとか、感動したことだけを三つなど、箇条書きで書くだけでもかまいません。短くまとめて3行程度で書くという目標にすれば、習慣にしやすいと思います。 ポジティブなことにフォーカスして書き続けることは、メンタルが徐々に前向きになり、モチベーションがアップする効果も期待できます。 短くまとめる日記やブログに慣れてきたら、もっと詳しく書くことにチャレンジしてみてください。 最初に「今日の出来事や近況」を書き出します。次に、「楽しかったことや嬉しかったこと」を書き出し、最後に「改善点や明日の目標」を書いて終わるという具合です。 その日一日を振り返って、自分が感じたことや考えたことを、少し掘り下げてみるのもおすすめです。反省点だけを書き出すとテンションが下がってしまうおそれがあるので、ポジティブな内容で終わることが、行動力を上げるポイントです。 上級 改善して次につなげる 最終ステップでは、改善点や気づいたことを次のチャレンジにつなげていけるように工夫していきます。 また、過去の自分と比べてできるようになったことを書き出してもいいでしょう。 「昨日よりうまくできた」 「自分は成長できている」 もし、余力があれば、なぜそう思ったか、理由を書き出してもいいですね。 行動力を習慣づけるためには、こういった実感を日々積み重ねて、自信をつけることに、大きな意味があります。 新たな行動を習慣づけることに成功すれば、大きなことにもどんどんチャレンジできるようになるはずです。 ---------- Point 過去を振り返って、次につながるアクションを見つけよう ----------