【鹿児島県 2023年版】 秋の絶景・風物詩10選 紺碧の滝壺を彩る鮮やかな紅葉
◆紫尾温泉
紫尾神社の社殿の下から、自然に湧き出る温泉を源泉とする紫尾温泉。「神の湯」とも呼ばれるこの温泉を囲むように旅館が立ち並ぶ紫尾温泉郷では、渋柿を温泉に一晩つけて柿の渋を抜く「あおし柿」という古くからの風習が残っており、秋の風物詩として知られている。 あおし柿をした柿は、ほんのり硫黄の香りがしてとても甘くて美味。秋の味覚を楽しみに出かけてみては? 紫尾温泉(しびおんせん) 所在地 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾
◆吾平山上陵
鹿児島県の神代三山陵のひとつである吾平山上陵は、全国でも珍しい岩屋の陵(塚墓)で、神武天皇の父君と母君のもの。秋になると、500メートルほど続く参道の木々の葉が色づき、川のせせらぎとあわせて神々しい雰囲気を醸し出す。 伊勢神宮に似ていることから「小伊勢」とも呼ばれており、パワースポットとしても人気。紅葉の時期に、心清らかになるような景観を眺めに訪れたい。 吾平山上陵(あいらさんりょう) 所在地 鹿児島県鹿屋市吾平町上名
◆上場高原コスモス園
「上場高原コスモス園」は、熊本県との県境の標高500メートルにある公園。約3ヘクタールの敷地に約25万本のコスモスが植えられており、園内のガーデンチェアや展望台から一面のコスモス畑を眺められる。 コスモスの見ごろの時期には、園内で「古代マーケット」という蚤の市が開かれる。このマーケットは園内で旧石器時代の遺跡が発見されことから始まったもので、竪穴式の販売店で地産の高原野菜が販売されるところがユニークだ。 また晩秋には、出水産の牛乳を使ったアイスクリーム作りや石窯で焼くピザ作り体験などのイベントも開催。出水駅から期間限定の上場高原行きシャトルバルも運行されるので、ぜひ遊びに行ってみて。 見ごろの時期:10月上旬~中旬 上場高原コスモス園(うわばこうげんコスモスえん) 所在地 鹿児島県出水市上大川内2648-4
◆焼酎ストリート
毎年11月1日は「本格焼酎の日」とされており、各蔵元から新酒が発売される日。鹿児島市ではこの日に合わせて、県内各地の焼酎が味わえる「焼酎ストリート」が開催される。 そもそも鹿児島の焼酎の新酒とは、その年に収穫されたサツマイモで造った芋焼酎のこと。通常は蒸留後に半年から1年ほど寝かせた後に瓶詰めされるが、新酒は寝かさない状態で瓶詰めされたもので、出来立ての風味を堪能できる。 「焼酎ストリート」では、天文館のアーケード通りに県内100以上の蔵元が大集結し、焼酎の飲み比べや醸造者とのコミュニケーションが楽しめる。 また、毎年11月2日~3日には天文館周辺で、鹿児島の秋の風物詩である県内各地の踊りの競演「おはら祭り」も開催。期間中は、天文館一帯が大勢の人で賑わう。 焼酎ストリート(しょうちゅうストリート) 所在地 鹿児島県鹿児島市(天文館本通り・天神おつきやぴらも~る) ※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。 ※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
佐藤由樹