23/24シーズンのMVPは誰!? 欧州日本人、活躍度ランキング1~10位。世界に衝撃を与えたのは?
6位:久保建英 生年月日:2001年6月4日 所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン) 23/24リーグ戦成績:29試合7得点4アシスト 日本サッカー界の至宝、久保建英は、レアル・ソシエダの主力として1シーズンを戦い抜いた。 2022/23シーズンの後半戦にブレイクし、その勢いを持続して今季を迎えた久保は、開幕から絶好調でラ・リーガ第6節までに4得点1アシストを記録した。ソシエダの攻撃は久保にボールを預けるところから始まるといっても過言ではないほど、チーム全体が久保を意識してプレーしていた。 シーズン序盤の働きで言えば、久保はこのランキングでトップになっていても不思議ではなかったが、シーズン後半戦に失速してしまったことは否定できない。久保のコンディションが落ちたこともその一因だが、前述のとおり、ソシエダの攻撃が久保から始まるのであれば、相手は当然久保サイドを警戒するようになり、自由が限られるようになった印象を受ける。 それでも、久保の突破力がスペイン1部リーグでもトップクラスなのは確かで、データサイト『Sofa Score』によると、久保のドリブル成功数はリーグで14位となる51回を記録しており、シーズンを通して相手の脅威になっていた。 シーズン後半戦は不本意な数字だったはずの久保だが、この壁はさらに成長するための機会と捉えることもできそうだ。
5位:堂安律 生年月日:1998年6月16日 所属クラブ:フライブルク(ドイツ) 23/24リーグ戦成績:30試合7得点4アシスト サッカー日本代表の10番を背負う堂安律は、特にシーズン終盤に強烈なインパクトを残した。 ボールをキープする能力が高く、攻撃の起点となれる堂安は、守備の貢献度も高く、フライブルクで不動のレギュラーとして活躍している。ただ、シーズン前半戦はリーグ戦で1得点1アシストと、得点関与の少なさが気になるところだった。 それでも、AFCアジアカップカタール2023を終えてドイツに戻ると、得点関与が激増した。ブンデスリーガ第21節から14試合で、6得点3アシストというハイペースでゴールに絡んでいる。技術の向上というよりも、ゴールに向かう意識が高まったようで、ドリブル突破をとってみても、これまで縦に仕掛けていたようなシーンでカットインしてゴールを目指すことが増えた印象だ。 フライブルクは、今季限りでクリスティアン・シュトライヒ監督が退任する。新監督に就任することが決まっている元主将のユリアン・シュスターが堂安をどう起用するかも注目だ。