W杯予選でいきなり大苦戦。L・エンリケ監督の“気合い戦術”が露呈した課題【現地発】
良い選手を揃えただけで、良いチームを作ったわけでは
ペドリ(20番)らの好プレーに助けられ黒星発進は避けられたが、L・エンリケ監督の「気合い戦術」でカタール行きの切符を勝ち取れるか。(C) Getty Images
ついにスタートしたカタール・ワールドカップ予選で、ルイス・エンリケ監督率いるスペイン代表がいきなり大苦戦。有能な選手たちに救われ敗戦こそ免れたものの、「気合い」を重んじる指揮官は力不足を露呈している。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2021年4月15日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― 3月にカタール・ワールドカップの欧州予選がスタート。ヨーロッパ各地で久し振りに代表戦が実施された。 スペインは、スウェーデン、ギリシャ、コソボ、ジョージアと同組(グループB)に入った。本大会に自動出場できるのは1位の国のみとなるが(2位はプレーオフへ)、ルイス・エンリケ監督率いるスペイン代表は、この戦いにどのように挑むのか。 「気合い」 端的に言えば、それがL・エンリケのチーム構造の根幹にある。
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