井端監督、二度繰り返した「私の責任」 歓喜の台湾代表を凝視、悔しさ滲ませるも「相手は素晴らしいチームだった」と賛辞【プレミア12】
野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は11月24日、東京ドームで決勝戦が行なわれ、日本は台湾に0対4で完封負けを喫し、大会史上初の連覇はならなかった。 【プレミア12 名場面】大会を華やかに彩った台湾チアリーダー 侍ジャパンの井端弘和監督は試合後のTVインタビューで、「選手たちは技術も上がったと思うし、精神的にも肉体的にも強くなった。また来シーズン以降を楽しみにしたい。負けたのは本当にすべて私の責任だと思っています」と語り、今大会の選手たちの成長を実感しながらも、敗戦の責任を被った。試合直後には台湾の歓喜の輪をしばし見つめ続けた指揮官。その表情には悔しさがにじんだ。 優勝した台湾については、「力があった。どのピッチャーも素晴らしかったので、なかなか打てなかったが、打線も力強く、素晴らしいチームだった」と賛辞を送った。 一方、国際大会の連勝記録は「27」でストップ。指揮官は「勝てなかったのは私の責任だと思う」と改めて敗戦の責任を自身に向けつつ、「これだけ過酷なスケジュールの中で選手がよくやってくれた。本当に選手たちに感謝したい」と謝辞を述べた。 侍ジャパンは、2019年プレミア12、2021年開催の東京五輪、2023年のWBCに続く、世界大会4連覇はならず。2年後の26年WBCで世界一への復権を目指す。 構成●THE DIGEST編集部