グーグル対話型AI 選挙に関する質問への回答を制限
アメリカのIT大手「グーグル」は12日、提供する対話型AIで、選挙に関する質問への回答を制限していることを明らかにしました。 グーグルは12日、自社が提供する対話型AI「Gemini」で、「今年、世界各地で行われる数々の選挙に備え、慎重を期すため」として、選挙に関する質問への回答を制限していると明らかにしました。 実際に、「アメリカ大統領選挙で、バイデン大統領とトランプ前大統領による対決をどう考えるか?」といった質問を入力すると、「この質問にどう答えるか、まだ勉強中です。とりあえずグーグル検索を試してみてください」との回答が表示されました。 AIをめぐっては、今年11月のアメリカ大統領選をはじめ、各地の選挙で間違った情報の拡散や選挙情勢への影響が懸念されていて、グーグルやオープンAIなど大手IT企業20社は先月、AIによって選挙が妨害されないよう協力していくと発表しています。