年末年始の平均予算は「4万5000円」――1万円UPのワケは? 旅行や帰省のみならず…物価高の影響は“お年玉”にも 【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
年末年始の旅行や帰省などにかける費用について、去年より1万円近く増えるというアンケート結果が発表されました。旅行や帰省、食材、お年玉の総額などに物価高の影響も及んでいます。また、時代とともに変わる正月を令和と昭和時代で比べてみました。
■帰省や国内旅行などの予算の傾向は?
加納美也子・日本テレビ解説委員 「今年の年末年始は、何にいくらぐらい費用をかけるのか、傾向を探りました。まずは街の皆さんに聞いてみました」 40代 「年末は大掃除して、正月はおじいちゃん、おばあちゃんの家に。おすしだけは頼みました。8人前を。3万5000円くらい」 別の40代 「自分たちで食べたいものを用意するので、それで少し(お金)かかる。ローストビーフとか作って」 60代 「私の所に娘と息子が来る。(予算は)おせちだけで3万円くらい。また別にオードブル的なものと、全部で5万円くらい」 加納委員 「皆さんいろいろ考えていらっしゃいましたね。予算について、25日に発表されたアンケート結果があります。調査会社インテージが15~79歳の全国5000人を対象に行いました」 「年末年始の帰省や国内旅行などにかける予算は、一昨年は平均で2万9425円、去年は3万5400円。今年は4万5235円で、去年より1万円近く増えています」 藤井貴彦アナウンサー 「帰省や旅行というと、ホテルを取る方もいらっしゃいます。ホテルは高くなっているんですよ。それだけで去年よりこれぐらい上がってしまうのではないかと思います。具体的にはどうなのでしょうか?」
■「実家への帰省」は2.5ポイント増
加納委員 「どうして大幅に予算が増えたのか、(同じ調査から)理由を見ていきます。年末年始の予定について『旅行や帰省の予定はない』と答えた人は、去年から6.5ポイント減って56.2%でした」 「『旅行に行く』と答えた人は、海外が0.6%から0.7%に、国内(1泊以上)は7.6%から8.3%に、ともに増加しています。去年より2.5ポイント増えて18.5%になったのが、『実家への帰省』です」 「新型コロナウイルスが5類に移行されたことで高齢の家族に久しぶりに会いに行くケースが多いのではないかとみられています。帰省する人の増加が、予算が増えた主な理由とみられています」 徳島えりかアナウンサー 「私もコロナ禍になってから会えていない親戚に会いに行きたいなと思いますが、何せ物価高で、何もかも値段が上がっているので、今までの基準で考えると『え、こんなにかかるの?』と感じてしまいますね」