絶対に落とせない最終局面「ゾーンに入った」/松山英樹がパリ五輪を語る<後編>
かねて口にしてきた、オリンピックにおけるキャリアにロサンゼルスで区切りをつける意向は変わらない。「それ以上は出ないです。ロスで終わり」。そこに至る道でもある主戦場に集中する。アジア勢最多8勝で並んでいたチェ・キョンジュ(韓国)を抜けたことを喜びつつ、五輪で頂点を争った最強シェフラー相手に勝ち切るゲームを自らに求める。 「そうすると、メジャーに勝つことも近くなってくると思うので、そこを目指して。自分が勝ちたい試合、(25年4月の)マスターズまでに、早く次の1勝を挙げたい」 来年1月2日開幕の「ザ・セントリー」(ハワイ州プランテーションコースatカパルア)から、高みへの挑戦が再び始まる。(聞き手・構成/亀山泰宏)