トヨタ 型式不正問題で再発防止策をまとめた報告書を国交省に提出
自動車の量産に必要な「型式指定」をめぐる不正問題で国土交通省から是正命令を受けたトヨタ自動車は、9日、再発防止策をまとめた報告書を提出したと発表しました。 国交省からの指摘を受け、経営陣による認証業務の理解促進などを盛り込んでいます。 トヨタ自動車をめぐっては「型式指定」の認証で、あわせて14車種について不正があったことが確認されていて、先月末、国交省が是正命令を出していました。 これを受け、トヨタ自動車は再発防止策をまとめた報告書を国交省に提出したと発表しました。 報告書には、国交省からの「経営陣による認証業務への関与が不十分」という指摘を受け、認証業務のプロセスに関する教育の実施や、コンプライアンス意識を醸成・強化する教育の実施などが盛り込まれています。 さらに、経営陣による定期的な認証現場の巡視をし、現場と本音の対話を行う場を設定する、としています。 今後の再発防止の取り組み状況については、四半期ごとに国交省に報告するということです。