【RISE】王者中村寛が中国国内無敗エンに「一方的な暴力」浴びせる 9・8WS横浜大会
いよいよ8日に神奈川・横浜BUNTAIで「RISEワールドシリーズ2024横浜大会」(ABEMAで独占生中継)が開催される。セミファイナルで、中国国内で無敗のエン・ペンジェー(21=中国/仏山温拿拳館)を迎え撃つのがRISEライト級(-63キロ)王者・中村寛(27=BK GYM)。「一方的な暴力」をテーマに、どんな試合を見せてくれるのか。以下、主な一問一答。 -対戦決定の時の心境は 「ほんまに強いんかな? って疑問でしたね。でも本当に強くなければ(中国で)39戦無敗でいられないでしょ。今、中国も格闘技が盛り上がっていて層も厚いので、実力はあるんじゃないですかね」 -海外では4勝1敗と負けはしているんですが、中国国内では無敗の強敵です 「戦績はどうでもいいですよ。戦績だけ見たら僕もめっちゃ強くはないですから(中村は23戦16勝6敗1NC13KO)」 -先日の会見でも「一方的な暴力」「残虐的な暴力」と表現していました 「自分の状況とかを客観的に見ても(エンは)相手にならないので。相手は『3分3ラウンドなら自分のペースで持っていく。制圧する』って言ってるみたいなんですけど、無理ですよ。9分間俺の前に立っていられるのは無理なんで、楽しみにしておいてください」 -来年のワールドシリーズで61・5キロトーナメントを開催すると伊藤隆代表から発表がありました。中村選手も希望していたものです 「(以前)手術明けで運動もできていないような状態で60キロの(試合の)計量で1回失敗しているので、その現実は受け入れていました。それから(現在の)63キロの体に作っているかと言われたら作ってなくて。63キロでベルトをとったら発言する権利があるかなと思って、自分の適正階級というかそこに合わせたいというところはあります」 -ベストはそのあたり? 「そのあたりから60キロとかですね。自分に合った自分のパフォーマンスを1番発揮できる体重に興味があったので、それでRISEにも話したことでこのトーナメントが出来上がったと思っているので、僕がいなかったらこのトーナメントは数字も注目度も成り立たないです。それに見合った勝ち方をするだけですね」 -伊藤代表からは大雅選手の他にチャンヒョン・リー選手やタリソン選手、常陸飛雄馬選手などの名前も挙がっていました 「脇役は頑張ってくれという感じですね」 -リベンジという部分では22年に2RKO負けしているチャンヒョン選手は 「チャンヒョンが出るんやったら僕は指名しようと思っています」 -今後、現在のライト級(63キロ)のベルトは? 「63キロで今、僕のことを倒せるやつはいますか? それやったらその間に世界に挑戦させてくれっていう。僕のベルトをとりたい人間が実績をちゃんと積んで来るまでの間、僕は世界に挑戦できますよねっていう話がこのトーナメントに関してのスタートなので」 -メンタルがすごく安定していると会見で言われていました 「以前の試合の時から話していた通り、呼吸や気とかの練習ではないけど修行はしています」 -それは独学で? 「呼吸や気を取り入れて、今は自分で応用しています。行き過ぎてもまた話が変わってきてしまうので、それを取り入れた上で自分なりに応用を効かせている感じに近いですね」 -どのような呼吸法ですか 「ヨガに近いようでヨガではない、吸って吐く感じです(笑い)。吸って吐いていたら精神が整っていくんですけど、最近やっているのはいかに自分がどういう風な状態でニュートラルに戻していくかを意識して、戻したタイミングで感覚を研ぎ澄ますとちょっとポイントがずれていた事とかに気づけるようになりました」 -戦う上で「自分よりも大きいやつをしばく」っていうのはテーマですか 「あんまり考えていないです。空手の軽量級で優勝した時に、横に重量級の選手が表彰式で座って写真の見てくれで負けるのが嫌だったんですよ。それで頑張って体重を増やして重量級で優勝したんですよ。日本拳法の時も無差別級だったので、身長190センチ、体重100何十キロとか、自衛隊の人とかと戦っても片手で投げたりしていたので『負けず嫌いだったら何でもできる』って思うタイプです」 -次の試合も強気な姿勢を楽しみにしています 「“一方的な暴力”で、それが弱いものイジメみたいに見えたらそれが正解です。その事だけを頭に入れてずっと練習しているので必ず形にします」