【ボートレース】松井繁が60回目のGI制覇、松村敏が15場所連続優出 / ボート界9月の重大ニュース
松村敏が15場所連続優出
3月の三国から9月の唐津にかけて、松村敏が15場所連続優出を達成した。記録が残っている96年以降では山室展弘が持つ18連続優出に続く2位。96年以前では76年に野中和夫が同じ15場所連続優出の記録が残っている。 今年の松村は猛烈な優出ラッシュ。走り始めは元日が初日の大村で9月の唐津まで一般戦ばかり21節に出場し、優出が19回。優出を逃したのは準優2号艇で4着と敗れた2月の唐津と、今年唯一の予選落ちを喫した2月の住之江だけ。優勝戦1号艇は5回あるが、優勝は3回のみ。1号艇で2回負けている。 連続優出記録は約4年ぶりのGI出場となった徳山周年で途切れてしまったが、そもそもこれだけ一般戦で強い松村が記念に呼ばれないのは、やはり選手層が厚すぎる福岡支部だからだろう。通算では34節ほどGIに出場して優出は4回。15年平和島ダイヤモンドカップで優勝もある。
山崎郡が5場所連続優出2着
山崎郡が7月のびわこから9月の尼崎にかけて5場所連続で優出2着。そのうちびわこと三国は5コースから、常滑と最後の尼崎は3コースからだったが、住之江お盆戦は1号艇だっただけに、本人は喜べない記録になったかも。6連続目はびわこ周年とここでGIが入り、予選突破ならずで記録はストップした。 96年以降で連続優出2着はトップタイで4人いる。実は今年に入って稲田浩二と春園功太も記録。稲田は昨年11月から今年1月にかけて戸田、尼崎、浜名湖、尼崎、浜名湖の5場で。4、5場目の尼崎と浜名湖はどちらも1号艇で負けていた。 春園は今年1月のびわこから5月の住之江まで10場所連続優出を記録しているが、そのうち2月の丸亀から津、芦屋、宮島、浜名湖で5場所連続優出2着。今年は14回の優出があり、実に2着が8回もある。 この3人はいずれも一般戦だが、すごいのは09年の池田浩二。11月の児島周年から福岡周年、常滑チャレンジカップ、津周年、住之江グランプリとSG、GIだけで5場所連続優出2着を記録。この年はほかにもGIで優出2着が3回あり、SG、GIだけで優出が15回。SGはクラシックとメモリアルで優勝しており、グランプリ制覇なしで獲得賞金は2億円(2位)を突破していた。