【産経賞オールカマー】ロングスパート戦でいよいよ覚醒！サリエラ待望の重賞初Vだ
飛躍は約束されている。5歳牝馬サリエラが産経賞オールカマーで待望の重賞初Vだ。 重厚なドイツ牝系で、完成に時間を要すタイプが多いファミリー。その特徴を受け継いだサリエラも間隔を空けて使われてきたが、5歳の秋初戦を快勝した半兄サリオス（父ハーツクライ）、全姉サラキアよろしく、覚醒の予兆を示し始めた。 18日はWコース併せ馬で6ハロン82秒1、ラスト1ハロン11秒8。活気あふれる走りに戸崎騎手は、「とても乗りやすかったし、ここまで順調にきているなと感じました。息づかいも問題ありません」と完調を感じ取った。 前走の天皇賞・春は行きたがる面を見せて大敗したが、「今回2200メートルを走るにあたって前向きさが出てきたのはいいこと」と国枝調教師は実にポジティブ。エンジンのかかりが遅いだけに、ロングスパート戦になりやすいこの条件は合う。一線級の牡馬としのぎを削った経験を糧に、大舞台へVでつなげる。 〝究極の3連単〟は1着にサリエラを固定した計30点で勝負だ！（夕刊フジ）
