【日本の至宝!】セイコー・クレドール50周年記念限定モデルの“美しい物語”に酔いしれる
あまたの超絶技巧モデルを手がけた彫金師・照井 清氏の新境地、「四層ダイヤル」の彫金モデル!
貴金属を素材とした“特選腕時計”から1974年に誕生した日本発の高級ドレスウォッチブランド、クレドール。1974年(昭和49年)は、プロ野球のレジェンド長嶋茂雄選手が引退し、コンビニエンスストア「セブンイレブン」第1号店が開店、ユリ・ゲラー来日による超能力ブームなどがあった年です。 【画像】四層に重なる緻密な彫金ダイヤルのクレドール50周年記念限定モデルを見る クレドールブランド誕生50周年を記念して、未来へ向けて新たな一歩を踏み出す意志を新境地の彫金の技で表現した限定モデル「クレドール 50周年記念 ゴールドフェザー U.T.D. 彫金限定モデル」が9月7日(土)に発売。 数量限定5本のドレスウォッチに込められた思いは、おじさん世代の人生に刺さります。
未来に向けて更なる歩みを進めていくクレドールの「志」とは
フランス語で「黄金の頂き(CRÊTE DʼOR)」を意味する名を持つクレドール。1974年のブランド誕生以降、絶えず「最高の美しさ」を探求し、日本の美意識と匠の技による、最高級の品質と究極の美しさで、手にした人の心を満たし、人生に彩をもたらす、他に類を見ない唯一無二の時計を生み出してきた歴史を誇ります。 50周年記念の限定モデル「クレドール 50周年記念 ゴールドフェザー U.T.D. 彫金限定モデル」は、クレドールが未来に向けて更なる歩みを進めていく「志」を、水の流れに見立てたデザインで表現。 セイコーの薄型メカニカルウォッチの系譜を脈々と受け継ぎ、クレドールの名のもとに60余年ぶりに蘇った「ゴールドフェザー」は、現代にふさわしい高級薄型メカニカルウォッチ。 羽根のように「薄く」、「軽やかで」、「空気をはらみ」、「艶やかで」、「優美」であることをデザインコンセプトとして、現代のドレスウォッチとしてふさわしいスペックとデザインにアップデートした U.T.D.(=Ultra Thin Dress)モデルです。
照井氏の匠の技だからこそ実現できる四層重ねたときに繋がりのある模様
クレドールの彫金の第一人者・照井 清氏が、その匠の技を存分に発揮し、四層に重ねたダイヤルから裏面のムーブメントへ繋がるストーリーを、彫金で表現したモデルのデザインテーマは、「Panta rhei(パンタレイ)」。 万物流転すなわち「あらゆる存在は時の流れとともに変化して極まりない」の意味で、水の流れのようにとめどなく移り変わる「時」の概念をも示す言葉からの発想です。 本モデルは、これまで照井氏が手がけたモデルの中で最も彫金量の多いもので、ベース部分には、連続した細かな円を刻む「魚々子(ななこ)」という緻密な模様や、鏨(たがね)を使って付ける「六角荒らし」を用いて、水がとめどなく流れる様を、2本の線を彫って1本の太い線に見せる「袋彫り」や、どの角度から見ても歪みのない、圧倒的な輝きを放つ鏡面彫りで表現。 また、水面に反射してきらめく日の光のように輝くダイヤモンドが、照井氏の手によって、30分ごとの位置に24個セッティングされ、アワーマークとしての役割も担っています。 ダイヤルは、50周年を機に新たな一歩を踏み出すクレドールの「門出」を表現。一粒の雫が水面に放たれ、波紋となって広がる様を、四層に重ねた彫金ダイヤルで表現しています。それぞれのダイヤルに彫金を行いながら、四層重ねたときに繋がりのある模様に仕立てることは、照井氏の匠の技だからこそ実現できるものです。 裏面から見えるムーブメントへの彫金では、クレドールの「未来への発展」を表現。一粒の雫から始まった水流が、やがて大河へと成長する様子を、波や水しぶきのような彫金で表現しています。 5時位置には、ゴールドフェザーの証である「羽根」が、9時位置には、照井氏がこのモデルのすべての彫金を手がけた証である「Tマーク」が彫金されています。
梶井 誠