伊勢神宮で「式年造営庁」発足 2033年の遷宮に向け準備
伊勢神宮(三重県伊勢市)で1日、社殿を20年に1度建て替える2033年の第63回式年遷宮に向けた準備や行事を行う「神宮式年造営庁」が、同市の神宮司庁内に設置された。総裁を務める久邇朝尊神宮大宮司と総長を務める斉藤郁雄神宮少宮司が、庁舎玄関に造営庁の名称が書かれたヒノキの看板を掲げた。 造営庁は、7部4室15課で構成され、8日には神宮司庁の職員など約600人に辞令が交付される。今後、遷宮に用いる1万本以上のヒノキ材の調達や、殿舎の建造、約1600点に上る装束や神宝の調製を進めるほか、33の祭事や行事を執り行う。 式年遷宮は内宮、外宮の社殿をそれぞれ隣接する敷地に建て替える。