家賃ゼロ、朝5時起床、野菜は自給自足…公務員を辞めて愛知の田舎で“悠々自適な生活”を続ける30歳YouTuberが語った、田舎暮らしのリアル
「虫が苦手な人は辛いと思います」田舎暮らしのデメリットとは?
――反対に、田舎暮らしのデメリットも教えていただけますか? 高須 僕はデメリットと思わないけど、虫が苦手な人は辛いと思います。特にうちの周りは山が近いから、虫が本当に多くて。「虫も自然の一部」と思える人じゃないと、田舎暮らしはストレスになってしまうかもしれません。 あとは、ご近所付き合いが多いのも人によってはデメリットになるかもしれません。例えば、田舎では、掃除やゴミ捨ての「当番」があるんですよ。ご近所さん同士で集まる機会も多い。僕や由貴奈さんは昔から幸田町に住んでいるから、こういった付き合いを「楽しい」「安心する」と思えるけれど、慣れていない人は驚くかもしれませんね。 ――発信をしていると、動画の内容だけでなく、住んでいる土地やご自身に対しても心ないコメントが届くこともあるかと思います。そういった声に対して、高須さんはどう考えていますか。 高須 発信する以上は、ネガティブな声が届くこともあるのは理解しています。だからまずは、できるだけ気にしないように意識はしています。また、ネガティブなコメントが気にならなくなるくらいの嬉しいコメントがたくさん届くのも、落ち込まずにいられる理由のひとつ。 視聴者さんから「高須くんに出会って、もっと自分らしく生きていいんだと思えた」「都会で生活する私の癒しです」ってコメントをいただくんですよ。それが本当に嬉しくて、発信を続ける原動力になっています。
田舎の魅力に目を向ける人がさらに増えると嬉しい
――最後に、今後発信していきたいことがあれば教えてください。 高須 この記事を読んで「幸田町を初めて知った」という方も多いと思います。幸田町のように、日本には知られていないけど素敵な町がたくさんある。僕が田舎暮らしを発信することで、田舎の魅力に目を向ける人がさらに増えると嬉しいですね。 ――地域活性化につながれば、という想いを持っているのですね。 高須 そうです。そしていつか、その延長で「たかす村」を作りたいと思っているんです。 ――「たかす村」ですか。 高須 はい。まずは僕の家の周りで四季折々の野菜を育てて、鶏やヤギを飼って。昔の人たちがしてきたような、ひとつの村の中で循環する。そんな場所をつくりたいんです。 昔ながらの素敵なものがたくさんあるのに、時代の流れで少しずつ廃れてしまっている町や村が、地方にはいくつもあります。そんな場所でも、循環しながら生活できる仕組みがあれば、歴史や文化を守りながら土地自体も守っていけるはずです。
仲 奈々
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