【阪神】坂本誠志郎が難読で知られる故郷で野球教室「自然に囲まれた養父で思い切り野球楽しんで」
阪神坂本誠志郎捕手(31)が4日、地元の兵庫県養父(やぶ)市で、恒例となる後援会主催の野球教室に参加した。 野球少年と触れ合い「やっぱり帰ると落ち着くし、気持ちがリセットされる場所です。今回も子供たちに元気をもらいました」と笑顔だった。 県北部にある養父市の人口は約2万1000人で、同県の市では最少。出身の少年野球チーム「養父カープ」が昨年で解散するなど少子化は顕著だ。「なかなか以前のようにはいかない部分もあり、チーム数や子供の数は少なくなっている。この先、養父市に限らず野球人口が増えていくような取り組みに貢献したい。僕も養父市で育って、たくさん野球や野球以外のことを学びました。現代の子供たちも自然に囲まれた養父の地で、思い切り野球を楽しんでほしい」と競技普及への思いを新たにした。 同市から初のプロ野球選手となった影響力は大きい。昨季初めて取得したFA権を行使せずに残留。節目のプロ10年目を迎える坂本は「今季は第一にまず優勝したい気持ちが強い。昨年は優勝できず、悔しい気持ちをこれまでよりも大きく感じたので」とV奪回で故郷に恩返しするつもりだ。