「毎年残酷で辛すぎる…」激しいシード権争いに“寺田交差点”もトレンド入り 10区は4チームの争いで順天堂大が7秒差で涙
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路) 箱根駅伝復路の10区は「寺田交差点」を彷彿とさせる展開となりました。 【画像】順天堂大はシード権圏内10位で10区にタスキリレー 「寺田交差点」とは、2011年の第87回箱根駅伝で生まれた言葉。この大会10区の残り1km地点で、國學院大學、城西大学、日本体育大学、青山学院大学の4校が、3つのシード権を争う展開となります。 ここで國學院大學のランナー・寺田夏生さんが、ゴールの手前でコースを離脱する中継車につられ、コースを間違えてしまいます。この交差点が、「寺田交差点」と陸上ファンから親しまれるようになりました。寺田さんは沿道のファンに正しい道を教えられ、驚異のスパートでシード権最後の1枠を勝ち取っています。 今大会もシード権は東洋大学、帝京大学、順天堂大学、東京国際大学が激しく争う展開。9区終了時点で東京国際大学以外の3校が11秒差以内でスタートすると、6km地点で11位の東京国際大学が加わり、4校の8位集団ができます。そのままラストスパートで8位東京国際大学、9位東洋大学、10位帝京大学が続々とフィニッシュ。順天堂大学はシード権にあと7秒届かず、涙を流しました。 この状況に、SNSでは「寺田交差点」がトレンド入り。また「毎年残酷で辛すぎる…」「10秒の間に天国と地獄があるなんて」「10位と11位のあいだにある、深くて遠い境界線。みんな最後まで、よく頑張ったよ、すごく頑張った!」など多くのコメントが寄せられています。