ビットコイン、9.2万ドルに下落──長期保有者が利益確定に走る
マクロ経済の動向
マクロ経済も市場の重しとなっており、シカゴ地域の製造業と非製造業におけるパフォーマンスの尺度となる米国シカゴ PMI は 5 月以来の最低値を示し、景気減速が進行していることが示唆される。 2025年に向けた連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策をめぐる不確実性は、少なくとも3月までは利下げを行わないと示唆していることから、好材料にはならない。現地時間1月20日に予定されているドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領の就任も一因となっているかもしれない。S&P500、ナスダック、ダウ・ジョーンズは1%以上下落している。 「2024年の市場は予想を上回ったが、伸び悩みの兆候から統合の必要性が示唆された」と、アムンセン・デイビス(Amundsen Davis)のパートナーであるジョー・カルラサーレ(Joe Carlasare)氏はCoinDeskに語った。「2025年を見据えて、私は楽観視しているが、コンセンサスから逸脱する予想をしている。コンセンサスから外れるのは市場でよく起こることだ。ビットコインが用いられていく動向は強まり続けており、基本的には従来の市場に沿って動くと予想している。米国が大幅な成長減速を回避すれば、ビットコインは好調なパフォーマンスを見せるはずだが、2024年よりは不安定になるかもしれない」 |翻訳・編集:T.Minamoto|画像:Shutterstock|原文:Bitcoin Drops to $92,000 as Long-Term Holders Keep Taking Profit
CoinDesk Japan 編集部