日産「“次期”スカイライン」登場しないのか? 待望の「V38型」は“全電動車”化か!? 現行型「異例の11年目」突入で今後はどうなる… 北米では「4ドアクーペ」コンセプトの姿も
次期「“V38”スカイライン」のヒントは「北米」にあり!?
2024年2月に開催された「カナダ国際オートショー」で、日産が北米で展開する高級ブランド「インフィニティ」から、同ブランド初となるEV(電気自動車)のコンセプトカー「Vision Qe(ヴィジョンQe)」が披露されました。 ヴィジョンQeは、米国キャントン工場で2025年から生産される新型EVのデザインを示唆する4ドアクーペのコンセプトカーでした。 しかもその新型車はQ50の実質的な後継ともいわれており、日本のスカイラインファンにとっても注目すべきモデルということがわかります。
ヴィジョンQeの姿は、スピード感を感じるダイナミックで有機的なフォルムに、インフィニティを象徴する「ダブルアーチフロントグリル」のアウトライン照明、幾何学模様のホイールが印象的です。 ボディカラーは、ゴールドの特殊フレークを混合した深みのあるブラックカラー塗装で、有機的なボディラインと素晴らしい調和を見せています。 これらは、日産が電動化時代においての進化したデザインフォーム「Artistry in Motion」を表現したと伝えています。 非常に斬新で目を引くスタイルをしたヴィジョンQeが、そのまま市販化されるとは考えにくいものの、次期スカイラインのヒントとなるのは間違いないところです。 気になるのは、次期スカイライン「V38型」(仮称)がいきなり「EV専用車に大変身する」のかどうかという点でしょう。 2025年の時点でさすがにそれは無理がある話で、準ガソリンエンジン車こそないものの、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車の設定もあると考えたほうが自然と思われます。 このあたり、今後の新たな情報に期待したいところです。 ※ ※ ※ 2021年、日産が次期スカイラインの開発を中止したとの一部新聞報道がされましたが、日産の副社長、星野朝子氏が「日産は決してスカイラインをあきらめない」と発言し、その報道を否定しています。 新型スカイラインの発売は、そう遠くない未来にあると期待していいでしょう。
佐藤 亨