1つ1つの安心感の積み重ねが、好感度の差を生む…。人に注意するとき「好感度を下げない」“簡単なコツ”とは?
好感度って高くしたいですよね。しかし、そうは思っていても、自慢をしたり人に注意したりすると、好感度が下がってしまうことがあります。そんなとき好感度を下げない方法を、芸人300組以上にネタを提供してきた人気ネタ構成作家・芝山大補氏の新刊『お笑い脳 イヤなことをおもろいに変える芸人の思考法』より一部抜粋・再編してご紹介します。 ■自慢をしてしまったら、「自虐」で会話を締める 何気なく嬉しいことを報告したつもりが、「自慢された」と陰で言われたり、相手のことを思って注意したら、距離を取られてしまったりとこういった経験は誰しもがあるのではないでしょうか。
そんなときに使える好感度を下げない方法があります。それは、会話を 「自虐で締める」ことです。例えば「自虐」はこんなふうに使います。 A「こないだ1万円の肉を食ったんだよね」 B「え~羨ましい、オレなんてお金ないから朝昼晩3食ガムなのに~」 C「(笑)」 自虐とは、「自分を貶めることで笑いを取る技術」です。Bのように、自分の不幸をおもしろく伝えることが自虐になります。これで自虐は理解できたと思います。
次は自虐を使うタイミングです。僕は好感度がとくに下がるのは、「自慢」したときが多いように感じています。なぜなら、世の中には人の幸福を素直に喜べない人が多いからです(僕もだよ)。 そこで、妬んできそうな人の前で「自慢」をしてしまったときは、「自虐」で締めるようにしてみましょう。 普通の会話1 A「こないだオレ、宝くじ100万円当たったんだ!」 B「すごーい!」 これだと、Bは自慢話を聞いて妬む可能性があります。自虐を入れてみましょう。
お笑い脳の会話1 A「こないだオレ、宝くじ100万円当たったんだ!」 B「すごーい!」 A「でも、こないだ車ぶっ壊しちゃったからプラマイゼロ!」 B「(笑)」 こんな感じで、自虐によって相手の嫉妬心を抑えています。こうすれば自慢したという印象が薄まるだけでなく、空気も和やかになりますよね。これだけで妬まれる確率はグッと下がるので、ぜひやってみてください。 続いて、好感度が下がりやすい別のシチュエーションを紹介します。