オールブラックスの司令塔ボーデン・バレット選手が華麗なるラグビー人生で大切にしてきたこと
世界最高峰のラグビーチーム「オールブラックス」の司令塔として123の代表キャップを誇り、正確なプレーと甘いマスクで世界中のラグビーファンに深く愛されてきたボーデン・バレット選手。彼はラグビーに何を求め、どんな思いでプレーしてきたのでしょう。 PEOPLE NOW
世界最高峰のラグビーチーム、ニュージーランド代表「オールブラックス」の司令塔として123の代表キャップを誇り、3度のワールドカップに出場。2016年、2017年に2年連続でワールドラグビー最優秀選手賞を受賞するなど華麗なるラグビーキャリアを積んで来たボーデン・バレット選手。2020年7月からは日本のサントリーサンゴリアス、その後トヨタヴェルブリッツにも所属し、正確なプレーと甘いマスクで国内のラグビーファンにも深く愛されてきました。彼はラグビーに何を求め、どんな思いでプレーしてきたのでしょう。「REPLAY」のアンバサダーも務めるボーデン選手にお気に入りのお洒落についても話を伺いました。
憧れを抱いた少年が、世界トッププレイヤーに
── 2019年のワールドカップ日本大会以降、日本でもラグビー人気が随分と高まりました。ニュージーランドはその本場ですが、ニュージーランドの人々にとってラグビーとはどんな存在なのでしょうか。 ボーデン・バレットさん(以下、バレット) いわばDNAの一部と言っても良いでしょう。国技だからというのもありますが、例えば国内の試合には多くのボランティアが参加し、ゲームを共に作り上げています。生活の一部になっているんです。そして親から子へと受け継がれてゆきます。私自身も父がラグビー選手であり、その姿を子どもの頃からずっと見て、憧れていましたから。 ── 日本でのプレーを経て、来季はオールブラックスへの復帰を念頭にニュージーランドに戻ってプレーすることになりました。やはりオールブラックスでプレーすることには特別な意味があるのでしょうか。 バレット オールブラックスは、非常に特別な存在です。僕にとっても、そしてニュージーランドの人々にとっても。子どもの頃、朝の4時からスタートするワールドカップでの南アフリカ戦を家族で観戦したことを覚えています。