【大宮競輪・サンケイスポーツ杯】渡辺一成が番手からまくってV 2年4カ月ぶりの美酒
渡辺が2年4カ月ぶりの美酒-。大宮競輪の『KEIRINフェスティバルi大宮 第70回サンケイスポーツ杯』は21日、10RでS級決勝が行われ、桜井祐太郎の先行を利した渡辺一成(41)=福島・88期=が番手からまくって快勝。2022年7月の青森以来となる優勝を果たした。2着には桜井が粘り、追い込んだ中田健太が3着だった。 ◇ レースはスタートで前を取った渡辺が桜井を迎え入れて桜井-渡辺-安倍-鈴木-中田-川越-横山で周回。打鐘で動いた川越が桜井-渡辺の後位に追い上げるが、安倍が内から上がって3番手で川越と併走。最終バックは桜井-渡辺-安倍(外・川越)-鈴木(外・横山)-中田となり、川越に競り勝った安倍がまくって出るが、合わせて渡辺が番手からまくって優勝。逃げた桜井が2着に残り、最後方から内を突いて落車を避けた中田が直線で伸びて3着に入った。 ◆渡辺一成「格好悪いレースをしちゃった。桜井君が2着に残っているんだから、3コーナーで安倍君を張ってから戻ってもよかった。目の前にニンジン(優勝)がぶら下がっていたので、焦ったのかも。久々の優勝はうれしいけど、反省点が残るレースでした」