1本7800円の鯖寿司も!東京・赤坂で話題の高級鯖寿司が揃う専門店
もはや刺身状態のサバに衝撃!
今回は、「いぶき棒」(イートイン 8切 2800円)と「龍皮棒」(テイクアウト、イートインともに10切 5500円)を特別に盛り合わせにしていただいた。 「いぶき棒」を食べてみる。 わ。サバ、限りなく刺身に近いというか、刺身状態! 口に入れたとたん、サバの身は躍動する食感、爽やかでみずみずしい脂が清流のように広がっていく。良質なサバの刺身を食べたときのようなフレッシュ感にあふれ、そこに少し甘めでやさしい味わいのシャリが寄り添い、ガリと赤じそがなんともいいアクセント。白板昆布の旨みも軽やかだ。 あのですね。これ、いうならば「生きている鯖棒寿司」ですよ!鮮度にこだわった「とれとれピチピチ感」がシャリの上ではずむ!もういくらでも食べられるほど軽い軽い! そして「ベストバランス」なので醤油、不要! 「龍皮棒」は、昆布の旨みがじっくりと染みて、清々しい味わいのサバにほどよいコクがグルーブのように響く。日本酒、いただけますか……という味わい(涙)。 オープン以降、たちまち味にうるさい地元・赤坂の食通も一度食べると一颯ファンに。「一颯の鯖寿司があるから、京都の『かの名店』の『鯖寿司』はもう買わなくていいわ」とおっしゃっていただいたこともありました(笑)。うれしいですね」と高橋さんが笑顔で語る。 日本橋三越の催事にも出店し、これまた「本物を知る」舌の肥えたお客からも大好評!本気の鯖寿司は、次々とファンを獲得していった。
国内最高のサバを使った日本一高い鯖寿司
そして、一颯にはさらなる極みを目指したとんでもない鯖寿司がある。 「プラチナ棒」だ。 こちらは、時期に応じて豊洲市場から仕入れた「日本国内最高」のサバを使った棒寿司だ。「高くてもいいから最高のものを、と懇意にしている業者から仕入れています」と高橋さん。 よってお値段は「7800円」!。ジェンヌが知る限り、おそらく「日本一高い鯖寿司」である。けれどお値段は「高橋さんの自信の証」だ。 サバは北海道・羅臼、京都・舞鶴など時期によって変わるが、この日は長崎のものを使用。「長崎・対馬沖、1キロアップ」のサバ。 サバファンなら悶絶するパワーワード。ジェンヌも聞いただけでうっとりだ(涙)。 こちらももちろん、高橋さんの技で丁寧に仕上げる。 こちらも、特別に白板昆布と龍皮昆布で仕上げていただいた。 美しい……もはや「ジュエリー」! 見るだけで固唾をのむ脂がテリっとした肉厚のサバは、意外なほどキリッとスッキリ、シャープな仕上がり。コリッとした食感、サバのもつ甘みだけが豊かに感じられて、なめらかなとろけ方。 切れ味のよい後味。そこに、ほどよく柔らかくほどけるシャリがなんともよい加減の「座布団」に。 うーん、これを幸せといわずして何を幸せという(涙)。